BMS等

ここ最近は転職活動であまり遊べなかったのと、腱鞘炎のぶり返しで発狂耐性は落ちてますが、★9(sl5)くらいまでの精度はじわじわ上がっている印象です。伸び悩みの原因が怪我なのか年齢なのか分からないところもあるため、まずは半月くらい休んでから状態を上げたいと思います。

転職活動については6回に分けて書いた通り、とりあえず転職先を決めるところまで進みました。新しい業務へのオンボーディングが最後のタスクになりますが、たぶん1年はかかりそうなので、総括できるのはかなり先になりそうです。

内定が出るところまでを振り返ると、新卒の就活とは異なり、お互いに踏み込んだ話ができるのもあって、自分としては進めやすかったです。とは言え、仕事しながらの転職活動はなかなかの負荷でした。オンライン面接が普及してなかったら、なかなか難しかったかもしれません。

転職活動(6)

そんなこんなでエージェントに相談しながら転職活動を続けた結果、直接応募した地元の求人とエージェント経由で応募した首都圏の求人からほぼ同時に内定をいただく。まさか選ぶ立場になるとは夢にも思わなかったので、お盆休みを使って比較検討することに。

  • 企業A
    地元、ベンチャー系、異業種、海外シェアほぼゼロ
  • 企業B
    首都圏、日本型大企業、同業種、世界シェアNo.1

あまりにもキャラが違い過ぎて難しい判断だったけど、最終的に企業Aの内定を受諾した。決め手になったのは社風と理念が自分の価値観に近いところ、そして海外シェアほぼゼロという点だった。

後者については、どうしてもシェアNo.1で安定すると保守的になる傾向が前職でも見受けられたこと、ネットの口コミで企業Bにも似たような雰囲気がありそうだと読み取れたことが判断材料になった。(従業員が万単位の大企業だと口コミの数も多いので、ざっくり程度の参考にはなると思う) それに対して企業Aはこれから攻めて伸ばす方針というのもあって、こっちの方が面接で話を聞いてても面白そうだと感じた。

ワークライフバランス(WLB)の観点だと、企業Aの「強制的な転勤はNG」というスタンスが好印象だった。地元で腰を据えて働けるのであれば、エンゲージメント向上にも繋がるのではないかと期待できる。なおリモートワークと副業は両社ともOKだった。

同じ会社でもWLBは人や部署によってピンキリの可能性が高いことから、どうしても譲れないポイントがあれば面接やオファー面談で確認するのがいいと思う。

という訳で、転職活動の最初の山場である転職先を探すフェーズがようやく完了した。

転職活動(5)

先に転職した元同僚によるとエージェントはピンキリのようで、なるべく複数のエージェントに相談するのがいいらしい。さらにネットで調べると、エージェントには広く浅くの総合型、狭く深くの特化型の2種類にざっくり分けられるようだ。

細かい内容は省くが最終的に5社のサービスを利用した。ここでは各エージェントについて所感を簡単にまとめておく。なお私は最終的に直接応募した求人で決めたため、内定受諾後のフォローは経験していない。

ーーー
(1) 総合型エージェントA
業界最大手。担当エージェントはいわゆる「数撃ちゃ当たる」戦法で、とにかく大量にエントリーすべしとのアドバイス。提案のあった求人の大半は微妙に希望や経験からズレていて、あまり相性が良くないなという印象だった。

その代わり、ここのサービスは10万件におよぶ膨大な求人DBに自らアクセスできるという唯一無二の長所がある。これにより転職サイトのような使い方ができるので、エージェントは日程調整役だと割り切るのもありだろう。

(2) エンジニア/メーカー特化型B
ハウツー系のサイトであまり出てこないところ。求人数は1万件程度らしいが、業界特化型だけあって、エージェントは業界特有の働き方やマインドセットを良く知っているという印象。

企業との信頼関係も良いようで、面接後のフォローや各種調整のサポートも群を抜いていた。紹介された求人は総合型で募集していないややマニアックな案件が目立ったので、求人1つ1つの質は高いと思われる。

(3) 総合型エージェントC
Aに比べて規模は小さいがハウツー系サイトではよく出てくるところ。結論だけ書くと、まったく使えなかった。例えるなら、営業志望の人にCGデザイナーを薦めるくらい頓珍漢だった。こういう地雷が存在するから複数のエージェントに相談する方が良いとされているのだろう。

(4) 管理職/専門職特化型D
Bに比べると規模が大きくハイクラス求人が中心。ここは企業や地域ごとに別々の担当が付いているようで、求人ごとに異なるエージェントがコンタクトしてきた。転職活動の後半に登録したのもあって面接まで進んだ案件は無かったが、Bと同じく業界の言語が通じるエージェントが多い印象だった。

(5) 地域特化型E
リクナビNEXT経由でコンタクトがあったので相談。すでに直接応募で選考を進めていた求人をピンポイントで提案してきたのにはびっくりしたが、最終的にそこから内定を頂けたことを考えると、目利きのエージェントだったのかもしれない。こちらも総合型に無い求人情報を持っていたため、Uターン目的なら相談した方が良さそう。
ーーー
個人的な見解では、キャリアの方向性がある程度明確なら業界特化型、色んな可能性を探りたいなら業界最大手の総合型、居住地優先なら地域特化型をメインに使うと良いのではないかと思う。

細かいことを書くと、総合型は求職者とコンタクトする担当と企業とコンタクトする担当が別々なのに対して、特化型は同じ担当が求職者と企業の両方とコミュニケーションするケースが多いようだ。そのため私がかかわった限りでは、情報の質・速さともに特化型の方が優れていた。

転職活動(4)

早速、面接のスケジュールを調整して1次面接に臨むことに。

スケジュールの調整はメール、面接はオンライン。これがコロナ禍における採用活動のスタンダードだ。採用側・求職側ともにメリットが大きいので、たぶんコロナ収束後もこのスタイルが定着するのではないだろうか。今回も例にもれずZoomでの面接だった。

面接官の構成は人事1名+配属先の関係者4名という、いきなり気圧されそうな雰囲気で開始。オンラインだと全員ログインするまで人数が分からない分だけ謎の緊張感がある。とは言ってもオンラインだから質問の内容が変わる訳でもなく、基本的に会話のキャッチボールを淡々とこなしておけば良いと思う。

①自己紹介→②質問への回答→③逆質問という典型的な流れだったが、新卒の面接と異なるのは②だろう。今までの経験を根掘り葉掘り聞かれるため、必然的に面接の時間は長くなる。今回は予定で1時間のところ1時間半くらい掛かった。

面接終了後、約1週間で2次面接の案内が届き、そこから1週間後に同じくZoomで2次面接に臨んだ。

2次面接も面接官の構成はほぼ同じ。全体的に高齢っぽかったことから、役職はワンランク上なのだろう。質問の内容は少しベクトルが変わって、大学を留年した理由・仕事で嫌だったこと・苦手な人との付き合い方といった答えにくい内容が目立った。

「なんでそんなことばっか聞くかなあ」と訝しむ態度が出たのかどうか分からないが、1週間後に不採用の連絡。(ちなみに私の誕生日だった) 正直なところ、面接後の印象が微妙なのもあって、相手も同じように感じていたのかもしれない。たぶん面接という場はそうした違和感の有無をお互いに確認することが目的の1つなのだと思う。

結果として不採用だったけど、ここでの経験が後に活きたのか、最終的に計8回の面接に挑んで、ダメだったのはこの1回だけだった。「経験に勝るもの無し」「失敗は成功の母」とはよく言ったものである。

選考を進めている間に色々あって、お盆休み前後を目途に転職先を決める方針になった。並行して他社の選考も進めるべく、1次面接が終わったあたりのタイミング(6月中旬)で転職エージェントに相談することにした。

つづく

転職活動(3)

まずはどうやって求人案件を探すか検討したが、求人サイトを漁るのは情報量が多すぎると判断して、思いあたる企業のWebサイトを片っ端から調査することにした。大抵の企業はWebサイトに企業理念やCSR、求人関連の情報を掲載している。仔細までは分からないが、企業のカラーを掴む分には十分だろう。

と意気込んでリサーチを始めたが、いかんせん効率が悪すぎる。このままだと余暇の大半をパソコンの前で過ごすことになりそうだ。なぜ転職エージェントの商売が成り立っているのかよく理解できた。

そんなこんなでテンションを下げつつも1件だけ条件に合致する求人を何とか見つけ出した。気持ちを切り替えて最初のミッションを確認すると、履歴書と職務経歴書をPDFデータで提出しろとある。

いきなり気持ちが折れそうになったが、よくよく考えると、気楽に応募できないということは書類選考の通過率が高いのかもしれない。そういうことにして、検索して上の方に出てきたテンプレから各書類を作成して応募した。

なおこの案件に限らず、履歴書はExcel形式、職務経歴書はWord形式で貫き通した。私のようないわゆる折れ釘流の人間にとって良い時代になったと思う。

そして書類の応募から数日後、企業から面接の案内メールが送られてきた。

つづく

転職活動(2)

時は流れて2021年5月。大型連休で心身ともに回復して仕事も一山越えたので、転職活動を再開することにした。転職先に求めた条件は居住地を除くと以下の通り。

  • 企業理念に共感できる。
  • 社風が合っている。
  • 土日祝に休める。

1つ目の企業理念は一般的にあまり考慮されないらしいが、個人的にはモチベを保つ意味で大切だと考えている。もちろん形骸化していては無意味なので、そこらへんは後述の社風とあわせて、企業が発信している情報・面接・ネットの口コミ等で確認することにした。

社風については、これを事前に把握するのは難しいけど、あまりにも水が合わないところを避けられれば良いといった考え方だ。例えば、自分のようなフラットな環境を好む人間が絶対君主制や体育会系の組織に飛び込んだとして、おそらく双方とも不幸になるだけだろう。

一般的な条件とされる職種と年収は特に意識しなかった。

職種はそもそも「仕事の内容がマッチしていないと書類審査に通らない」はずなので、条件というより大前提という位置づけだ。強いて言えば、英語を使える仕事ならベターという程度。

年収は市場原理で決まるものだと考えると、求職者にコントロールできる余地は意外と少ない。自分自身の市場価値と業界等のポジションでおおむね機械的に決まるというイメージだ。

といった感じで条件をざっくり決めて、とりあえずエージェントには頼らずに自力で求人を探すことにした。

つづく

転職活動(1)

※何があったのか淡々と書きたいので、である調を基本にします。

色々あって2021年1月から転職活動を開始。居住地を変えること以外はほぼノープランだったのもあって、まずは先に転職した同僚を参考にしつつ、LinkdInというビジネス系SNSに登録することにした。

せっかくだし、外資系からのオファーも見据えてレジュメ的なコンテンツはすべて英語で作成。転職フラグ("#OpenToWork"という)を試しにONにしたところ、日曜夕方にもかかわらず国内の転職エージェントからメッセージが届く。

しかしオファーのあった職種はまったく自分のキャリアと噛み合わない内容で、「転職フラグを立てた人に手あたり次第メッセージを送っているのでは?」との疑惑が生じる。軽くネットで調べたところ、どうやら転職フラグをONにしたばっかりであることを採用側が検知できるらしい。(※裏取りしてませんのであしからず)

何にしろオファーを受ける気は無かったので丁重にお断りした。

その後、英語でやたら長いメッセージが届き、たちの悪いスパムと思い込んで放置。しかしそれはガチのオファーだった。――時すでに遅し。 自ら英語アピールをしつつ英語でハマるという失態を演じてしまった。そんなことをしてるうちに仕事が忙しくなり、結局これ以降LinkdInを使うことは無かった。

つづく