転職活動(4)

早速、面接のスケジュールを調整して1次面接に臨むことに。

スケジュールの調整はメール、面接はオンライン。これがコロナ禍における採用活動のスタンダードだ。採用側・求職側ともにメリットが大きいので、たぶんコロナ収束後もこのスタイルが定着するのではないだろうか。今回も例にもれずZoomでの面接だった。

面接官の構成は人事1名+配属先の関係者4名という、いきなり気圧されそうな雰囲気で開始。オンラインだと全員ログインするまで人数が分からない分だけ謎の緊張感がある。とは言ってもオンラインだから質問の内容が変わる訳でもなく、基本的に会話のキャッチボールを淡々とこなしておけば良いと思う。

①自己紹介→②質問への回答→③逆質問という典型的な流れだったが、新卒の面接と異なるのは②だろう。今までの経験を根掘り葉掘り聞かれるため、必然的に面接の時間は長くなる。今回は予定で1時間のところ1時間半くらい掛かった。

面接終了後、約1週間で2次面接の案内が届き、そこから1週間後に同じくZoomで2次面接に臨んだ。

2次面接も面接官の構成はほぼ同じ。全体的に高齢っぽかったことから、役職はワンランク上なのだろう。質問の内容は少しベクトルが変わって、大学を留年した理由・仕事で嫌だったこと・苦手な人との付き合い方といった答えにくい内容が目立った。

「なんでそんなことばっか聞くかなあ」と訝しむ態度が出たのかどうか分からないが、1週間後に不採用の連絡。(ちなみに私の誕生日だった) 正直なところ、面接後の印象が微妙なのもあって、相手も同じように感じていたのかもしれない。たぶん面接という場はそうした違和感の有無をお互いに確認することが目的の1つなのだと思う。

結果として不採用だったけど、ここでの経験が後に活きたのか、最終的に計8回の面接に挑んで、ダメだったのはこの1回だけだった。「経験に勝るもの無し」「失敗は成功の母」とはよく言ったものである。

選考を進めている間に色々あって、お盆休み前後を目途に転職先を決める方針になった。並行して他社の選考も進めるべく、1次面接が終わったあたりのタイミング(6月中旬)で転職エージェントに相談することにした。

つづく